ホワイトニング(漂白)で歯を白くするメカニズムを大公開
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この記事を書いている人:あとすい(40歳・男性)

子供の友達に「歯が黄色いね~」と言われ子供ともどもショック。挽回を図りホワイトニングの勉強と実体験に挑戦中!

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ホワイトニング(漂白)で歯を白くするメカニズムを大公開

驚く少女

過酸化水素・過酸化尿素による「色素の分解」+「光の反射」

では、本題である「ホワイトニングで歯が白くなるメカニズム」について説明していきます。

ホワイトニングでは「ホワイトニング剤」を使用することは何度か説明しましたが、主成分は「過酸化水素(30~35%程度)」です。家でやるホームホワイトニングでは濃度の低い「過酸化尿素(過酸化カルマビド)」が使われることが一般的。

歯医者であれば「より白くしたい」希望もあるでしょうから強めの薬剤を使うことになりますね。その効果は以下の2つです。

ホワイトニング剤の2つの効果

その1 フリーラジカルが着色物質を分解して漂白させる

過酸化水素(過酸化尿素)が温度等により「酸素+水」に分解されて「フリーラジカル(酸素基)」が発生。その際に、歯の表面の着色物を白く漂白します。

少し分かりにくいと思うので、歯の構造を復習してみましょう。

歯の構造

このエナメル質部分に分解されたフリーラジカルが反応して、着色を落とします。落ちる前はこんなイメージになります。内部に色素が溜まっているので、それをフリーラジカルが除去してくれる感じですね。

歯の構造

その2 エナメル質の歯の表面構造を変化させ白くみせる

以前、歯の構造でもお伝えしましたが、歯のエナメル質は「つるつる」ではありません。無数の半透明の角柱構造のものがひしめき合っています。

参考:歯の構造!エナメル質・象牙質・歯髄ってどうなってるの?

エナメル質の超拡大の写真をみると、凸凹(でこぼこ)なのが良く分かると思います。

エナメル質の表面拡大

この凸凹状の表面は通常「角状」になっていて、とても光を通しやすい状態なのです。ということは、エナメル質に光が当たり、奥まで到達。その内部である象牙質の色が透けて見えてしまうことになります。

この象牙質は年齢とともに黄ばみが起きますし、生活習慣の中で口に入れるものによっては、ひどく着色が進みます。象牙質の色が見える以上、エナメル質の表面を白くしただけではダメなのです。

じゃぁどうするか?

実は過酸化水素(過酸化尿素)が分解され出てきたフリーラジカルはもう1つ歯のホワイトニング効果をもたらします。

それが「エナメル質表面の球状化」です。図を見てもらうのが一番ですね。

blog_pic_2016-09-01_05

ホワイトニング前後で表面の形状が少し変わっているのが分かるでしょうか?この作用によって、光が奥まで通りにくく象牙質の色が見えにくくなるというメカニズムです。

すりガラス(曇りガラス)みたいな効果が起きていると考えると早いですね。こちらも写真でみると分かると思います。

曇りガラス

右半分を曇りガラスに変化させると白さの見え具合が違いますね。ということで

blog_pic_2016-09-01_04

という現象が起きる訳です。これを歯の表面を隠す意味で「マスキング効果」と呼んでいます。マスキング効果を起こし「歯を白く見せる」のは回数を重ねていけばどんどん乱反射具合が高まるので、より白く見えることになります。

歯を白くする(見せる)メカニズムのポイント

オフィスホワイトニングで使う薬剤は「過酸化水素」を通常使います。その刺激レベルですが、過酸化尿素のおよそ3倍くらいの濃度を持っているのが「過酸化水素」です。あくまで濃度と白さはトレードオフだと考えましょうね。

また効果を上げるポイントとして

  1. 過酸化物の濃度
  2. 時間
  3. 温度
  4. 触媒

が関係しています。より一層白くしたければ、ある程度長い時間をかけて強めにやることが近道です。ただし歯へのダメージも当然増していきますので、歯医者さんと詳しく調整をすることが大事。

その際は当記事の知識も踏まえ、ご相談されるといいと思いますよ。

また、一般的なホワイトニング剤の場合「オフィスホワイトニングでもホームホワイトニング」でもケア後は着色をしやすい食べ物を24時間ほど摂取制限をかけられることが多いです。

無理をする必要はありませんが、せっかく洗車して真っ白になったのに「泥水に突っ込む」ようなことはしないのと一緒で、歯に対しても気を使ってあげる。

そうやって付き合って行ってくださいね。

最後に「じゃぁ日本で入手可能なホワイトニング商品を教えて!」というリクエストがきたので続けてみます。

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